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ULTRASONE DJ1 PRO [ULTRASONE(ヘッドフォン)]

◆強烈な個性があります!!!

音はキラキラ明るくて鮮烈、躍動感とスピード感に溢れてます。
とにかくまずは音の明るさ、音を楽しく聴かせる力が傑出したヘッドフォンだと大方の人が認めるんじゃないでしょうか。
ヘッドフォンが、それぞれ個性を持っていてとても奥の深い世界だということをよく知らない人が聴いても、違いがはっきりわかってもらえそうですね。
(むしろそういう人がこのヘッドフォン使ったらあまりの独特さにぶったまげるんじゃないかな>m<

私が感じる上記以外の性格を箇条書きに挙げてみると
・高音が強めのドンシャリ
・迫力がある
・ノリが良い
・音場が独特で、頭の中でなく頭蓋骨周辺の仮想空間に音源があるような鳴り方
(変な表現だけど、そんな変な鳴り方です。私はむしろ嵌りましたが人によっては違和感として感じるようですね
・高音がざらつく

高音がざらつくっていうのは、DJ1PROだけでなく、ULTRASONE機全般の特徴のようです。
素の状態の音が水平でクリアな水面を滑って聞こえてくるものだと例えると、ULTRASONE機の場合は粗いサンドペーパーの上を通ってきました、みたいなざらざら感があるんですよ。

特にはっきりとざらざらした音として聞こえて、「およよ!?」と感じてしまった楽器
・スネアドラム
・ベルの類
パーカス類の特に高音のものが顕著です

そこまでではないけれど微妙にざらつきが感じられた楽器
・シンバル
(ざらざらが楽器の音と近いから気にならないのだと思われます
・アコースティックギター
(アコギ独特のシャカシャカやるストローク音の部分が目立って聞こえます
・ヴォーカル
(程度はシンガーによる、男声女声ともざらつきます
・ビブラフォン
(やたらな響かせ方させる人(あまりうまくない人w)の音のみ気になります・・・
非常に腕のいい奏者のものは明るく軽快でとても楽しい音に聴こえます!
・エレクトリックピアノ
・木魚、またお坊さんがチーンとかゴーンとかさせる音(ぇw

気になりそうで案外気にならなかった音
・フルート
(元々のフルートの空気感に近い感じだけど、それ以上に抜けるような美しい高音として綺麗に鳴らしてくれる点の方が顕著に表れていて、聴いていてすがすがしいです。
ただ・・・奏者の息遣い音がちょっと嫌な目立ち方をしてしまってるように感じます(汗
・コーラス
(母音はとっても綺麗に聴こえます。
破裂や破擦の子音等(p、s、sh、ts、とか)がアコギのストローク音やフルートの息遣い音と同様ちょっとだけ不自然に強調されます。
もともとこれらの子音を強く発声させるような歌手の場合、これが突き刺さるような痛さになるのでご注意・・・orz
 
 
◆DJ1PRO と相性のいい音、どうも合わない音

相性ぴったり↓
・打ち込み系、電子音
エレクトロニックな音を鳴らすなら任せろっ!ピコピコでもブイブイでもギュンギュンでもなんでもこいやぁぁと DJ1PRO が叫んでますw
そう思わせるくらい抜群にスピード感溢れる楽しい音楽を提供してくれます♪
ワープ(レーベル)系の音楽が好きな方なんかにはコストパフォーマンス絶大だと思いますb
私にとってはもう外せない相棒です>w<

・インダストリアル系、何かのSEを盛り込んだりしている劇場的な音
DJ1PRO が持つ音の明晰さと独特な音場、その両方との相性がすばらしいのです。
工業音はより生々しく(!)、何かがカシャンと割れたり壊れたりするような音もぐっと目の前に迫ってくるような実体感が込められて、見事としか言えません。
人の足音とか、ドアを叩く音なんかは音そのものだけでなく、ほんとに辺りに響いているようなそんな「空間」感さえ醸しだしてきて、とっても雰囲気出してくれるのですよ・・・!
下方でさらさらと、脈々と、あるいはドロドロと流れる水流の音なんかも本当に足元の辺りが浸かっているように鳴らしてくれます。
激しく破壊的な音楽はその迫力を底から引き出して盛り上げ、静かな音楽はそれはそれでしーんとした空間に僅かな音が小さな刺激として広がっていく微妙な有様をうまく表現してくれます。
ただ一言。これはすごい・・・。

・ロックよりフュージョン
明るくリズミカルなジャズロックはなかなかの相性だと思います。
ロックはそれほど持っていないのですがもちろんロックも楽しく聴かせてくれます。
ただ DJ1PRO の性格同様、明るく前向き、あるいは元気だったり派手だったりするようなもの、そんな曲にぴったりですね。
地中海的な、哀愁漂う黄昏曲にはその明るい味付けがおせっかいに感じられてちょっと違うなぁという印象。

相性だめぽ・・・↓
・アポカリプティックフォーク(ダークフォーク)
初めてこのジャンルを DJ1PRO で聴いた時はエージング真っ最中だったこともあり(エージング中は高音暴れまくりで節操のない爆弾音でしたが)、あまりのぶっとびぶりにツバ飛ばしたかもな勢いで吹き出して腹抱えて爆笑・・・wwww
誇張ではなく、ほんとにそれだけひどいですww
「暗く捻くれて変態的で陰気極まりない曲想」のものが「何、危ない薬物でも使いましたか!?」「おまいら何ファビョってんの!!!」「イってるイってるヤバいヤバい」みたいな・・・全部悪い方向にトンじゃってるorz
嗚呼――南無。
としか言いようが。。
エージングが終わったら(耳が慣れたせいもあるでしょうが)、これはこれと割り切れば聴けなくもないけれど・・・、やっぱり違和感は消えませんw

・哀愁漂う曲調のもの
すでに述べたとおり、明るくなりすぎて曲の良さを生かしきれないように感じます。
「こんな聴き方もあるんだなぁ」とプラス思考ができるレベルでなく、やはりどうしても曲と音と合っていなくてミュージシャンの意図が伝わらないような鳴り方だなぁと感じました。

・生楽器について
悪くはないのですが、アコースティック弦楽器のストロークのシャカシャカとか指と弦が擦れる音とか、純粋な楽器の音よりもそれ以外の雑音が少々目立ってしまうように思います。
ほんと、輪郭をはっきり出してくれるような表現で悪くはないんですけど、そこがまた裏目にも同様に出てしまっていて、もっと自然で美しい鳴らし方をさせる機種は他にいくらでもあるだろうなと想像させるような音です。
 
 
◆他に語りたい部分

・タッチノイズが痛いです;;
装着中に爪とか物とかがハウジングに当たると、「コツン!!」とかなりの音量で鼓膜を直撃して思わず「うわぁぁ!!」となりますorz
これ、電車やバスの中で聴いてて、がたんと揺れてヘッドフォンが手すりなんかにガツンと当たったら相当悲惨なんじゃ・・・ww
外に着けてく勇気なくてやってないですけど・・・w

・コードは左側片出しですが、肩に当たることがあります
机に肘ついてそのまま頬杖つくような姿勢を取ったりするとコード出てる部分が肩にあたって「おっと」となりますw

・装着感
購入当初は側圧が強めかなと思いましたが、しばらく使っているうちに(まだ少しだけ強いかなとは思うけれど)特に気にならないレベルになりました。
私は長時間リスニングする人なので、着けてると痛くなってくるなど装着感が悪いと評判のものは手を出せません・・・orz
後ピアスを複数つけていて、押されると耳の後ろ側にピアスが刺さったりするので耳を全体的に強めに圧迫するようなヘッドフォンも選べません。
DJ1PRO は長時間使用しても特にどこか痛くなるなどはありませんでしたb

・付属品がいっぱいついてくるよ!
ULTRASONE の特徴ですねw
視聴用CD、交換用イヤパッド、延長コード、ポーチなどが標準で付いてきます(´∀`*)
特に予備パッドがあるのは心強くて嬉しいなぁ。

ひとまずこの辺りでしょうか>w<
全ての楽器・ジャンルを聴いてるわけでもないので不完全な部分もあると思いますが、何かの参考になれば幸いです。
また新しい側面が見えてきたらそのつど記事にしたいと思いますvv

ULTRASONE ラヴィ♪♪


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私の音楽環境 [はじめに]

これも必要な情報かな(特にヘッドフォンについて触れる場合は)、初めに書いておきます。

家ではもっぱらヘッドフォン派、外出先ではあまり目立ちたくないのと持ち運び性を考慮してイヤフォン派です。

家の環境はPC、iTunes(128kbps)に ELECOM の生産終了っぽい安いスピーカー MS-71WH を繋げていて、ヘッドフォンはそこに挿してます(!

まず iTunes、本当は 320kbps でインポートしたいんですが、なぜか何度設定しても 128 以外にならなくなったんですよorz バグ!??
一度(私にしてはめずらしくアップデートの知らせとほぼ同時に) iTunes7 インストールしたけれど挙動がやばすぎて音楽聴くどころではなかったため、こちらのページhttp://www1.atwiki.jp/itunes/pages/23.html を参照して iTunes6.0.5.20 に戻しました。
設定変更できなくなったのはそれ以降のような気がしますorz
(具体的な不具合は、iTunes 使用しながらネトゲすると音が飛びまくる。←私にとっては致命的だったw あと動作が重い。Windows のスキンとアイコンを好みのものにカスタマイズしているので、アイコン画像が変更不可になってたのにもぎょっとした!( ̄m ̄*)

エレコムのスピーカーにヘッドフォンを、ってのは、こうすると低音ががっつり主張するようになって音楽が深くなるから。
これはなかなか面白いですね。
手軽なヘッドフォンアンプのような感覚です♪(HPAは一度も使ったことないんですが;
PCに直接だと音が軽やかで高音が吹き抜けていくような音で、この状態でもたまに聴きますが、基本はエレコム通した分厚い音の方が好みです。
レビューなど書くときは全てデフォルトのエレコム込みで比較なりなんなりしてます。

色々言ってますが、つまり環境的にはぜんっぜんたいしたことないですww
ごくごく普通の備品です。
持っているヘッドフォンは ULTRAZONE の DJ1PRO(現在お気に入りのデフォルト!)、SONY の MDR-Z600 です。
ヘッドフォンについてはまた別にきちんと記事を上げるつもりです。

外出先では、iPod と付属のイヤフォン・・・。
外出用のそれなりの性能のイヤフォンが欲しいけれど、どうしてもハードよりソフトつまりCDの方に手が出てしまいなかなか・・・。
それに都会住まいで使う乗り物はほぼ100%が電車、近所も雑音が多いというかかなりやかましい地域なので、「音漏れしなくてそこそこ遮音性も良いもので音的にも好みで・・・」というとなかなかこれというのが見つからないんです。
ULTRAZONE の iCans とか、音漏れさえ激しくなければ多分お供にしてるのに;;

っと、ここまで書いておいて「ほんとに書いとく必要あったのか」と首傾げたくなるようなしょぼさですね。
でも音楽漬けっぷりと音を積極的に楽しもうとしている姿勢はなかなか濃いと思います( ̄m ̄*)

早くレビュー記事書けよ自分w


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私の音楽の好みと傾向 [はじめに]

レビュー記事の前にまず私の好きな音・音楽、選ぶ音の傾向などを書いておこうと思います。

◆よく聴く音楽ジャンル

・エレクトロニカ Electronica
ビートとメロディがはっきりしていて美しく調和しているものから、ビートも何もあったもんじゃない支離滅裂でノイジーなものまでなんでも聴きます。
なんだかんだで私が一番よく聴いているジャンルだと思います。
電子音ヒャッホウ!

・ジャズ / フュージョン Jazz / Fusion
ストリートアヘッドな所謂ジャズではなく、ロックや民族的な音色など色々な要素を盛り込んだフュージョンを好んで聴きます。
生楽器の音も好きだけれど、電子的で不思議なピコピコ音って独特な面白さがあってすごく好きw

・ダークアンビエント Dark Ambient
暗さや寒さ、孤独、先行きの見えなさを感じさせる不気味なアンビエント。
初めてこのジャンルの音楽を耳にしたとき、「こんな音楽の世界もあるのか!」と驚くと同時にハマりました。
視野が広がるというか、とても色々な考えを巡らせられる音楽。
大好きなジャンル。

・インダストリアル Industrial
工事現場や人ごみのようなノイズにパワフルなビートが盛り込まれた強烈な破壊的音楽。
ヴォーカル入りの場合も多くがドスが効いていていたりダミ声のデスヴォイスだったり。
これもまた音楽と世界の広さを実感しかつ一聴惚れしたジャンル。

・アンビエント Ambient
刺激的な音楽から離れて休みたくなったとき、何かを考えるのをやめてぼーっとしたいときにバックに流します。
環境の一部となって空気に溶け込み、聴こうと思えば聴こえてくる、その気がなければ無視すら容易にできる音楽。
といっても、Brian Eno くらいしかまともに聴いていません。
他のアーティストも聴いて深く追及したいジャンルというわけではなく、あくまで空気の一部にして気持ちを休めたいときのための音楽という位置づけ。
逆に、そういうときにまで音楽漬けということ・・・w

◆よく聴く音楽のスタイル(ジャンルというほど明確ではなく、音楽の傾向というべきようなもの)

・チルアウト Chill Out
クラブミュージック発のクールダウンを目的としたリラックスさせるための音楽。
ダンスフロアで踊った後のほてった体を休ませるときの音楽とも、美しい夏の海でサンセットを楽しむときの音楽とも言われる。
リラックスといってもニューエイジ系の音楽とは違い、こちらはベースやビートがはっきりしていて捕らえやすく、アンビエントほどおとなしくないが全く聴き疲れしないクールなサウンド。
おしゃれでちょっとかっこよくてクール。そんな雰囲気の音楽。
最近、ジャンルとして確立されつつあるみたい?

・リチュアル Ritual
民族音楽や不思議サウンドで、どこか深い森の中の密教儀式を思い起こさせる音楽。
東洋的なものも西洋的なものも聴きます。
風音や水流、動物の鳴き声など自然のサウンドを加えていたり、何語ともわからない言葉でチャント(祈り)やつぶやきのようなものを吹き込んでいたり、とにかく不思議で深遠な感覚を起こさせる音楽。

・メディタレニアン Mediterranean
地中海的な要素を感じさせる音楽。
この地方の歴史的にも民族的にも複雑な背景がアーティストを通して表現される音楽性はかなり独特なものがある。
フラメンコ、アンダルシア、南イタリアといったキーワードが挙げられるが、もともとはアラブを根源とし、そこから地中海周辺に広がっていった独自の文化がこの区域の音楽にも強く表れている。
サウンド的にはフリジアン・モード(メジャースケールの第3音から始まる)を好んで採用し、フラメンコ・ギター、非常に細かく緊張感のあるクラップやステップ、渋くしわがれた声を盛り込むなどしている。
伝統的なフラメンコだけでなく、この近辺の(あるいはこの近辺に惹かれている)ミュージシャンはポップスやロック、ジャズなどにもこのような要素を融合させて独自の世界を表現している。
生の躍動と、その裏に秘められた悲しい歴史を思わせる哀愁感を感じさせる音楽。

◆好きなレーベル

・Warp
イギリスの老舗テクノレーベル。
実験的で前衛的な音楽も臆せずどんどん紹介してきており根強いファンが多い。
私が好きなエレクトロニカ音楽はほとんどここから出ていたことに気づいてさらに踏み込みを開始><

・Cold Meat Industry
スウェーデンの他の追随を許さない(と私は思っている)暗黒レーベル。
ダークアンビエント、インダストリアル、ダークフォーク、ネオクラシカルなどジャンルは多岐に渡るが何しろ暗い、怖い、でも美しい!
ダークで邪悪なテーマを表現するミュージシャンは多いけれど、この冷肉工場の連中はその本気度(完成度)がずば抜けて高いと感じます。
半端なミュージシャンは「ほれ、こんな音楽作ってるんだぞ、どうよ?」とどこかで聴衆を意識しているような感じがして、音楽的にもさほど驚きを感じさせないものもあるけれど、ここは違う。
リスナーの反応など見向きもしないかのように自分の世界を本気で全力で表現しているアーティストばかりです。
そしてその本気の世界がまた・・・ ハァハァw(←変態

◆好きな楽器

アコースティック・エレクトリック・フラメンコギター、アコースティック・エレクトリックベース、エレクトリックピアノ、マリンバ、ビブラフォン、民族楽器、電子音(←楽器じゃない

さて、見事な雑食っぷりであります( ̄m ̄*)
大学でスペイン語を専攻しフラメンコを少しかじっていたこともあり、地中海的な「力強いけれどどこか郷愁感じる音楽」には特に目がないと言えるでしょうか。

逆にほとんど聴かないものは J-POP、クラシック、大衆消費型の流行音楽、合唱曲、自然のサウンドのみのもの、あたりです。

不思議なサウンド、インパクトあるサウンド、クールなサウンド、美しさを感じさせるサウンドが大好きです♪

 


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このブログについて [はじめに]

筆者 eclipse による音楽レビューブログです。
具体的にはCD等ソフト面でのレビューが多くなると思いますが、その他にヘッドフォンのレビューなども書いていく予定です。

傾向としてはあまり身構えず、感じたことをできる限りそのまま言葉に表していこうかなぁと。

単純に、この音楽いいな!と思ったり、情景が浮かんできたり、感情が沸いてきたり、何かを感じとったらそれを言葉に残しておいてみたいと思った次第です。
基本的に私は趣味が少々変わっているので、「世の中にはこんな音楽もあるんですよー(よかったらアナタもご一緒しませんかニヒヒ」的な布教野望もあったりはしますw
私が感じたことをただ素直に書いていこうというものですので、もちろん皆さんが同じように感じられるとは限りません。
さらに、前に一度レビューしたものが時を経て印象が変わるなどした場合に、再度新たな記事として書いたりなどすることもあるかと思います。

ひとまずこんなところです。どうぞよろしく。


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